南アフリカ

南アフリカ国旗

経済成長著しい南アフリカへの留学を考えている人もいるでしょう。南アフリカへの留学は凡その費用が年間で180万円前後とされています。場所としてはやはりケープタウンが多いでしょうか。言語は様々ですが、英語も頻繁に使われています。いろいろな国の企業が進出してきている事もあり、英語の需要も高まっているのです。

特徴

ヨーロッパからの留学生も多いですし、学校もしっかりとしています。街並みも綺麗ですし、とてもアフリカ大陸とは思えないものです。勉強出来るジャンルとしては英語でしょうか。まだまだこれからですから、英語を勉強するのみではありますが、いろいろな国の学生が集まっています。外国企業も多数ありますので、南アフリカの街を歩いているだけで得られるものは多いでしょう。

都心部は近代化が著しいですが、少し車を走らせれば大自然が待ってくれています。繁華街もありますし、生活に於いて不便を感じる事はそうそうないと言われていますし、何より日本人留学生が少ないですから、日本人がいる所よりも、日本人は自分だけ。そのような環境でみっちりと勉強したいと思っている人にとっては「穴場」の留学地と言えるでしょう。プログラムもしっかりしている所が多いようですし安心して勉強に取り組む事が出来るはずです。

南アフリカの文化について

南アフリカはイギリス連邦に加盟しているアフリカ大陸最南端の国です。かつてはアパルトヘイトと呼ばれる人種差別が合法とされているなど、あまり良い印象をお持ちではない人も多いのではないでしょうか。ですがそれも1994年に終了。
近年はアフリカ最大の経済大国となっており、アフリカ大陸唯一のG20参加国でもあります。人口は4932万人、公用語はアフリカーンス語や英語など、9つの言語となっています。経済規模そのものは神奈川県と同じ程度ではありますが、成長著しく、「BRICS」と呼称されるうちの一つに数えられるほどです。

歴史

元々はバントゥー系の民族がアフリカ北部から南下して住み着いていたのですが、大航海時代に入ると一変。
オランダ東インド会社が到来し、オランダ移民が増える事になります。そこで植民地が出来上がるのですが、先住民との争いも起きていました。18世紀末になるとイギリス人も往来。イギリスの将軍がケープタウンを占領するに至りました。その名残のおかげで未だに英語が公用語となっているのです。

また、イギリスの司法制度が盛り込まれるなど、イギリス文化が色濃かった時期もありました。イギリスが統治していた時代は奴隷労働は廃止されていました。ですが1910年に4つの州から「南アフリカ連邦」が出来上がると、人種差別が生まれるようになり、それがやがてはアパルトヘイトへと拡大していくものでした。

ちなみにアパルトヘイトの時代であっても、日本人は白人ではないものの、白人として扱われる「名誉白人」とされていました。そのおかげで、日本と南アフリカは繋がりも深く、南アフリカに会社を構えている企業もあるほど。アパルトヘイトが撤廃されたものの、まだまだ完全に人種差別がなくなったとは言い切れない部分もあるものの、以前に較べると国内の雰囲気はかなり変わってきているとされています。この背景にあるのは南アフリカの主要産業でもある資源です。

産業

金、ダイヤモンド、プラチナといった豊富な鉱物資源があります。特に金は世界の産出量の半分を占めているほどで、その資源を背景に工業も発展していきます。街は高層建築物も多いですし、道路も整備されています。特に自動車の生産には力が入れられており、世界の有名メーカーが南アフリカに工場を構え、南アフリカを拠点に輸出しているのです。

経済成長が進むアフリカ

経済成長のおかげで世界的中から様々な国が南アフリカに進出していますので、近年の発展は物凄いものがあります。そのため、留学するメリットはとても大きいでしょう。成長著しい国ですから、世界中から様々なものが集められています。公用語の一つが英語な点も魅力でしょう。

また、アパルトヘイト撤廃以降は教育にも力が入れられています。大学もアフリカでは珍しく、23もあるのです。教育に力を入れている国だからこそ、留学のメリットも大きいものになるのではないでしょうか。また、意外に思われるかもしれませんが医療が進んでいる国でもあります。日本の方が発展している部分もありますが、南アフリカの方が発展している部分も多々あります。いろいろな刺激を得られる国と言えるのが南アフリカでしょう。